こんにちは!hachiです!!
2月といえば節分!
バスの運転手さんが鬼に変身してホールに集まった子どもたちを驚かせて・・・狂ったように大泣きしたり、勇ましく豆を投げつけたり、怖くてその日は欠席なんて子も!!
前はこんなイメージだったのですが・・・
今回はそんな節分の行事について考えながら、絵本の紹介も行っていきます!
もちろん、ご家庭の読み聞かせにもオススメの絵本です!
目次
節分の行事を知ろう!
節分ってどんな行事なのでしょう?まずは節分について知るところから始めましょう!
保育等の現場で働く先生方は、子どもに話せるようにしなければいけません。
私もはじめは、製作して豆まきして、絵本読んでおしまい!と過ごしていましたが、先生たちの素話がとても大切なものだと感じています!
節分っていつ?
2月3日=節分は間違いです!
節分は、「季節を分ける」という意味があるのだそう。
昔、春は1年の始まりとされ、特に大切にされていたようです。
そのため、春が始まる日、つまり暦上の「立春」は元日のような日でした。冬と春の境目(分ける)の日は今でいう大晦日のような日で、立春の前日=節分として現代まで残っているのです。
だいたい立春が2月4日のため、その前日の2月3日が節分になります。
2021年は、124年ぶりに2月2日が節分という稀な年でしたね!
1984年は2月4日が節分で、2021年はそれ以来37年ぶりに2月3日以外の日が節分でした。
次回は、2025年の節分が2月2日になるそうです。
節分って何をするの?
節分は、今でいう「大晦日」。節目の日に、邪気を祓い、新年を幸多き年として迎えられるようにという意味を込めて、行われていた行事が定着したもの。
昔は、災害も病気も悪いものは全て鬼のせいと考えられていました。
その鬼を祓う儀式を行っていました。
節分にすること
- 「柊鰯」を玄関先に飾る
- 豆まきをする (地域によっては落花生?)
- 福豆を年の数より1つ多い数だけ食べる(4歳以下は誤嚥の危険があるためNG)
- 恵方巻を食べる (2023年は 南南東)
- 節分そばを食べる(年越しそばみたいなもの)
- けんちん汁を食べる 等
鬼を退治することが目的というよりは、「無病息災」「みんなが健康で幸せに過ごせますように」と願って行う行事ということを知ってもらいたいと思います。
悪い子は鬼に連れてってもらおう! 退治しないと連れていかれるよ!などと脅してしまう声掛けは絶対にしてはいけません!
したくなる気持ち、分かります…(笑)
昔はしてましたよ!(笑)
最近では、「悪いところ・悪いものを鬼さんに持って行ってもらおう」などと説明することが多いです。
今はコロナなどの感染症もありますので、ホールでみんなで豆まきなんて難しいのかもしれません。
園での節分も工夫が必要ですね。
こんな時だからこそ、「節分は怖い日」という概念を子どもから無くしたいですね。
節分を楽しい行事にしよう!保育のねらいと活動は?
これからの節分の保育のねらいとしては「日本の伝統文化に触れ、興味・関心を抱きながらルールのあるゲームを楽しむ」などが妥当かと思います。
節分についての知識や由来は子どもたちにきちんと伝えながら、豆まきとして、腕の力を使って行うゲームを取り入れる活動をオススメします。
鬼の口を狙って豆を入れる!
新聞紙で作った豆風ボールを鬼に向かって投げます。
足元に線を引いたり、穴の大きさを調整してレベルを合わせていくことができます。
重ねた段ボール鬼を崩す・力いっぱい投げて鬼の絵をひっくり返す など色々と工夫が出来そうですね。
ペットボトル+画用紙 で鬼のピンを作り、ボーリング遊びも楽しめます。
ボールを転がす距離、ボールの大きさなどでレベルや変化が付けられます。
上を向いた鬼の口へ豆を投げ入れる。冬の小さな運動会ごっこのように企画しても面白そうですね。
ちなみに私の職場では、節分縁日を企画しています!
店番なども交代したり、偽のお金などを使用するなど長期に渡って楽しむ方法もアリですね♪
冬のお祭りってワクワクします♪
節分に向けて読み聞かせをしたい絵本7選!
活動の導入に入れてほしい絵本を紹介します!
おなかのなかにおにがいる ✎小沢孝子(3歳から)
この絵本は、製作の導入にも、豆まきの導入にも使えるベストな一冊。外せません!
みんなのお腹に鬼がいて、悪さをしているというストーリー。
もちろん、その鬼も様々で、泣き虫鬼や、いじわる鬼、めんどくさい鬼に、食いしん坊鬼…みんなの中にはどんな鬼がいる?いなくなってほしい鬼さん、自分の中から探し出してみて。と発問できる。
いなくなってほしい鬼、追い払いたい鬼を作って追い払おう!
おにはそと ✎せなけいこ(3歳から)
「めがねうさぎシリーズ」「ねないこだれだ」のおばけが有名なせなけいこさん作の節分絵本です。
豆をまく文化に触れながら、読み聞かせができ、子どもの鬼が人間の子どもたちと仲良くなるおもしろい展開の絵本です。
子どもの鬼を連れ戻しに親分がまたやってくる!
まめまきバス ✎藤木ともひこ(3歳から)
「いただきバス」「いもほりバス」「たなばたバス」に続く4作目。バスくんとネズミたちの可愛いお話。
びろーんとのびたり、大ジャンプをしたりと破天荒なバスくん、ネズミを乗せて豆まきで鬼退治に出発します!
けど大きなマスクをつけたバスくん。実は風邪気味?
豆まきで、風邪も撃退!健康を祈る話につなげたい1冊です。
コロナの終息を願うようなイベントへつなげて。
大型絵本も販売しています!!施設などの読み聞かせにオススメ!
せつぶんだまめまきだ ✎桜井信夫(4歳から)
節分の由来、鰯のことや豆まきのことなど、分かりやすく物語に織り込んで説明してくれる1冊。
昔の雰囲気が出ている絵も素晴らしい!
何回か繰り返し読むのがベスト。
まゆとおに やまんばむすめまゆのおはなし ✎富岡陽子(3歳から)
こちら、「やまんばのむすめ まゆのおはなし」シリーズ1作目。
鬼を見たことがないまゆは、まゆを食べようと誘い出す鬼についていってしまいます。
なんとかしてまゆを食べたい鬼と、天真爛漫で愛らしいのに想像を絶する怪力のまゆ。
そのやりとりが面白く、ドキドキしながらも展開が気になる楽しいお話です。
おにはうち! ✎中川ひろたか(3歳から)
園庭に見慣れない子がいて、一緒に野球をして遊ぶことに。名前は「にお」くん。
鬼=怖いもの、悪いものというイメージを払拭する、いい鬼のお話。切なさも感じられるストーリーです。
鬼を題材に友達へ目を向ける深い話です。
ないたあかおに ✎浜田康介(5歳から)
一つ前の「おにはうち!」同様、鬼を題材に友達について考えさせる一冊。
年長児には必ず読みたい1冊ですね。
村人と仲良くしたい赤おにと、その願いをかなえてやろうと奮闘する青おに。
おに同士の友情を感動的に描く1冊です。
最後に…おもしろい絵本見つけました!
子どもがトラウマにならない節分、迎えられそうですね!
最近の傾向として、人気な絵本は、鬼=怖い・悪いというイメージで描かれていないものが多いみたいです。
こんな絵本はどうですか?素敵な1冊、見つけられましたか?