今回は、クリスマスが過ぎてあっという間に訪れる、お正月に向けての記事です!
読んで頂き、参考になれば幸いです♪実は、クリスマスよりもお正月が好きなhachiです。
あっという間に1年が終わりますね!!今年も早かった~!
子どもの成長もあっという間。悩み事も成長と共に移り変わって振り返ると愛おしいですね。
目次
年末に読みたい「大掃除」の絵本
年末が近くなると、大掃除を行うご家庭・幼稚園・保育園、多いかと思います。
ぜひ、子どもたちと一緒に、子どもたちにも経験させたい行事のひとつだと思います。
大人には「大変」「面倒くさい」「嫌だ」というイメージかと思いますが、子どもたちには楽しみながら取り組んでもらいたい。
子どもには、「面倒くさい」「疲れた」という概念は本当はないのです。大人が使っている言葉をそのまま使ってしまうので、行動を起こす際にマイナスな言葉はあまり言わないようにしましょう。
年末に行なう大掃除は、「煤払い」に由来しています。
煤払い(すすはらい)とは、新年に年神様を迎えるため、家中の煤を払い清めること。
その歴史は長く、江戸時代から行われていたそうです。
今は年末にまとめて大掃除をしないご家庭も多いようですが、日本の伝統文化として子どもたちに受け継がれていってほしいとも思います。
また、神社などで行われる代表的な神事としてニュースにも取り上げられるので、そこから子どもたちに話していくのも良いと思います!
ぐりとぐらのおおそうじ ✎なかがわりえこ(3歳から)
のねずみの「ぐり」と「ぐら」のおはなし。
冬眠から目覚めた2ひきが春を迎えるために、家中を掃除するお話しです。
お正月、年末の感じはないものの、大掃除を楽しく描いたお話で、導入絵本としてはとてもオススメです。
「今日の仕事は、大掃除」と張り切りますが、雑巾やほうき、はたきもボロボロ…
そこで、自分たちが雑巾やほうき、はたきになろう!と思いつく。2ひきで力を合わせてダイナミックに大掃除♪
こんな掃除やってみたい!という気持ちにさせる1冊です。
どろんこおそうじ ✎さとうわきこ(3歳から)
こちら、ばばばあちゃんシリーズ。
ちらかしやの子犬と子猫は、ばばばあちゃんに掃除するように言われましたが、ほうきと雑巾で野球を始めてしまいます。
その雑巾が動物たちに当たってしまい、泥だらけの喧嘩に発展してしまいます。
それを見たばばばあちゃんは、怒るどころか「おもしろそうじゃないか」と言って泥んこ遊びを始めてしまう…
あれ?掃除は??「お片付けしないといけないのに」と子どもがついつい思ってしまう!そんな絵本。
どろんこ遊びの導入としても使えますが、今回は大掃除の導入で。
おそうじ隊長 ✎よしながこうたく(5歳から 小学生にもおすすめ)
わんぱく小学校シリーズ。
6年生と一緒に図書室の大掃除をすることになった、1年生。でも番長たちは、掃除よりかくれんぼに夢中です。
掃除用具入れにかくれた たかふみは、あるものを見つけて…
どうして掃除をしなければいけないのか、を素敵に描かれていて、最後には笑顔になれる絵本です。
博多弁の方言も魅力的♪絵も独特で、惹きつけられます!
年長さん、1年生にぜひ読んでもらいたい!
年末に読みたい「十二支」の絵本
「今年は何年?」など、十二支とは何かは理解できずとも、年末年始は何かと話題にあがる干支。
今年は兎年。という話から、自分の生まれ年が何か、というところまで家族で話題にしてほしい。
年賀状を書き始める頃に読みたい絵本です!
十二支のおはなし ✎内田麟太郎(3歳から)
分かりやすい、定番のお話し。絵がとても楽しく、それぞれのキャラクターが濃く描かれています。
短い話ではないものの、スピード感があり、集中して読み終えることのできる一冊!
どの年のお子さんでも楽しめる一冊です。これは絶対に外せません!
十二支のお節料理 ✎川端誠(4歳から)
神様は、十二の動物たちを集めて、お節料理の準備を命じました。 ・・・
ここから始まる、十二支とお正月の食文化にまつわるお話。
丁寧に刷られた版画のイラストの味わいが素晴らしい!色彩豊かで、細部にもこだわったイラストがオススメ!
多忙とはいえ、師走に感じ取りたい、お節料理作りからのお正月感。
お節料理は買う、注文する、または用意しない。そんな時代になりつつありますが、受け継いでいきたい文化のひとつだと思います。
みんな大好き「おもち」の絵本
ここで注目したいのは、鏡餅と餅つきですね。
また、餅の伸びるところ、膨らむところ、そんな面白い特徴を共感できるお話がオススメです!
おもちさんがね・・ ✎とよたかずひこ(2歳から)
こちら、小さい子向けの「おいしいともだち」シリーズ。
お餅をテーマにしたシリーズがあるなんて!どの年齢でも意外と好まれる、短いお話。
いいおかおで ぷ~っとふくらんだと思ったら、ぷすっとしぼんで…焼き上がりまでついつい見守りたくなってしまいます。
14ひきのもちつき ✎いわむらかずお(3歳から)
こちらは「14ひきの」シリーズの12冊目のお話です。
お餅つきの準備を朝早くから行い、1日をかけておもちを味わう。丁寧に描かれたストーリーです。
いっくんから、とっくんまでの子どもたちの様子を目で追って、様々な発見を見つけていきたいですね。
おもちのきもち ✎かがくいひろし(4歳から)
こちら、鏡餅のお話。浮かない表情の鏡餅。鏡餅にも悩みがあるの?「気持ち」があるの?
「もう、たいへんなんです」と悩みを打ち明け…一大決心!逃げます!
え!!もうここからは想像の範囲を超えていくストーリー。驚きの展開が待っています。
読みたくなりませんか? すごく面白いのでオススメです♪
へそもち ✎渡辺茂男(4歳から)
こちら2019年のこどものとも年中向き 月刊絵本1月号の絵本です。
昔話の技法に基づいたお話で、雷さまにおへそを取られちゃう、と心配し不安になる子どもたちの心境を上手く捉えたお話です。
珍しい縦向きの絵本です。「ぴかぴか どろどろどろん どすん」と雷さまが降りてくる場面は、子どもたちも息をのみ、緊張してしまいます。
雷さまがおへそを取るのはどうして?おへそがないと雷さまも困ってしまう?
そこから進む餅つきへの展開。面白く、子どもの集中が途切れない、1冊。
ただ、販売元をご紹介できず…幻の絵本になりつつあるのでしょうか。気になった方は、中古品での購入を!
ぜひ検索してみてください!
私の独り言…あけましておめでとうございます
年始の挨拶は、特別ですね!今年は兎年。2023年。令和5年の始まりです!
外国の方からコメントが届き、嬉しく思いました。
まさか、海外の読み手さんがいらっしゃるとは思わず!今年も良い絵本を紹介していきたいです!今年もよろしくお願いいたします。
最後に2冊!
あけましておめでとう ✎中川ひろたか(3歳から)
いちがつ ついたち いちねんの はじまりのひ
だから あけましておめでとう
このように短い文章で、読みやすい絵本ですが、日本のお正月の文化がたくさん詰まっています。
「ピーマン村の絵本」シリーズで、登場人物の表情や様子が可愛らしい。
お正月がぎゅっと詰まった絵本なので、優秀!
落語絵本3 はつてんじん ✎川端誠(5歳から)
新年になってから、天満宮にお参りへ行くことを「初天神」というそうです。
渋々、息子を初天神に連れて行ったお父さんの話。縁日の露店で「買う」「買わない」のバトルが繰り広げられ、根負けして購入した凧から話が展開していきます。
普段、あまり身近でない「落語」ですが、起承転結がはっきりしていて面白く、子どもたちの興味を惹くような絵本に仕上がっています。
このような絵本もぜひ読んでみて!