お風呂に今入れたい…でも入ってくれない…イヤイヤ…
もう!!なんで!! って 困っているお母さんたちを救いたい!
今日は毎日の子育てのイライラポイントに 絵本を取り入れてみよう!をテーマにします。
ぜひ、気になった方読んでくださいね。また、子どもの学びについての視点も入れました♪
目次
子どもの行動を切り替えたいとき
お風呂にそろそろ入れたいなぁ・・・と思ったとき、まずは
「お片付けして ママと絵本読もう?」と誘いましょう!
第一難関「お片付け」ですよね、
「~しなさい」って言われると自分もいい気分ではないですよね。
誘う 命令× というところがポイントです。
誘い方はいろいろです。例えば 独り言作戦↓↓
「ママ絵本読もうかな~」「ちょっとお片付けしよっと」 とちょっと大きな独り言を呟くと「ぼくも!」「わたしも!」となりがち です。そこから一緒にお片付けしよう、と進めていきます。
こちらが意図して、子どもが自ら行動を選んだように見せかける技は保育の面でもよく使われます!
いろいろな声掛けを試してみるといいですね。
今話題の怒らない子育ての基本です。子どもに選択肢を提示したり、強要・強制はしないことを意識しましょう!
お風呂に入りたくなる絵本を紹介!
わにわにのおふろ ✎小風さち(0歳から2歳ごろ)
ワニのわにわに(主人公)は、お風呂が大好き!
ちょっと強面で、迫力のある風貌は保ちつつ、陽気な姿が面白く描かれて、笑えちゃう絵本です。
お風呂におもちゃを入れて遊んだり、石鹸の泡で遊んだり、子どもたちも体験したことがあり、小さいながらに共感できるのです。
また、独特なオノマトペも楽しめ、小さい子が反応しますよ。
シャワーをマイクにして「オーイェー」と歌ってみたり、湯舟に浸かったり…わにわにのまねっこを一緒になって楽しんでみてください♪
そして、この絵本の良いところは、お風呂からあがるところも促せる部分!!
タオルで「ぐにっぐにっ ぐなっぐなっ」と体を拭くので そこもまねっこで促せるのです!!
親子でわにわになりきりバスタイム♪楽しんでください!
ぼくのおふろ ✎鈴木のりたけ(3歳から4歳ごろ)
毎日 毎日 おんなじお風呂。たまには違うお風呂に入りたい。 皆さんも思ったことありませんか。
ゆらゆら揺れるブランコ風呂。美味しそうなプリン風呂。忍者風呂… こんなお風呂あったらいいな。
ユニークな想像が広がり、絵本の世界に導いてくれます。
読み終わったあとに「今日のお風呂はミルク風呂にしよう!!」などと入浴剤を入れたお風呂について提案すれば・・・
「え!入りたい!」となること間違いなし!
「おもちゃ風呂」「鉄砲風呂」「アヒル風呂」など、普段使っているものを 浮かべて名前を付けちゃえばいいのです♪
あがる時は明日のお風呂を想像する話をして、「明日も楽しみ」と自然な流れであがるようにしましょう。
「今日は何~?」「今日は○○風呂にしよう」と子どもも巻き込んで毎日のお風呂を計画すれば お風呂イヤイヤなんてどこへやら。
また、この絵本は最初から最後のページまで、カエルとアヒルのおもちゃが隠れています。
絵探し絵本としても楽しい1冊です!
おふろだいすき ✎松岡享子(4歳から)
お風呂で繰り広げられる、楽しいファンタジー。次々にお風呂から現れる動物たちは、個性的で人間味があり、空想の世界が広がります。
結構長いお話なのですが、子どもたちが聞き入ってしまいます。
絵は林明子さんの柔らかく優しい雰囲気で、最後はあたたかいおかあさんの腕の中という、らしい絵本です。
絵本の中で動物ごっこをしてみてください。この絵本のごっこ遊びを楽しんだ後は、ママが先にあがってバスタオルを広げて受け止めてあげましょう♪
子どもを腕の中で抱きしめることは、大きい子ほど少なくなっていますよね。そんな時間を楽しんでください。
子どもも大好きなお母さんに抱きしめられて、笑顔が溢れること間違いなし!
抱きしめられることが子どもの自己肯定感や、自信につながるのです。
おふろやさん ✎西村繁男(4歳から)
はじめの一文を最後に、それ以降は文字が出てきません。昭和の時代を尊重する銭湯の場面を切り取って描かれています。
古き良き時代の風景に、釘付けになってしまいます。
「この子たち怒られているね」「なんでだろう?」
「この人達は誰と来たのかな?」「これは何?」
初めて見るものに興味を抱くのが子ども。子どもたちの発見に耳を傾け、共感すること。
そして少し問いかけを入れ、深く読むこと。これが学びにつながるのです。
私がこの絵本を子どもたちに向けて読み聞かせとして行う場合、気になること・見つけたこと・面白いこと・不思議なこと…をみんなで話す場面を設けます。
子ども一人ひとりの価値観は違うので、それぞれの視点が面白く、個性が光ります。
違うところを見つけると認められる、すると子どもは集中するのです。
3つ見つけよう、などとお母さんと意見交換会をするのもいいですね。
おふろやさんと、おうちのお風呂の違うところを見つけながらお風呂に入ると最高です♪
パンダ銭湯 ✎tupera tupera(3歳から)
こちら小学生も面白さにリピートする絵本です!
パンダ専用の銭湯のおはなし。パンダ以外の入店は固くお断りしています。
入る前には服を脱いで…え?服?何を脱ぐの…?
驚きはさらに積み重なり、してやられます。予想以上の展開で、捻りが効いてて、大人でも笑ってしまう!
インパクトがすごい作品。 子どもたちも大きな声をあげて驚いたり、笑ったり。
この絵本を読み終わったあとは、お風呂のイヤイヤなんてすっかり忘れちゃう、そんな絵本です。
ポップな色の魔術師 tupera tuperaさんの絵本です。本当に面白い♪
子どもに問題提起をして考える場面をつなぐ
怒らない子育て・学びのある子育て・考える力を育てる・・・
今流行りの子育て論ですね。
分かってはいるけど、難しい。どうすればいいか分からない。
そんな親御さん多いと思います。
そんな時はこの絵本を題材に、チャレンジしてみてください♪
じゃぐちをあけると ✎しんぐうすすむ(3歳から)
こちら年長さん、小学校低学年にも人気!
じゃぐちをあけて、さぁ、はじまり。水を流して、その水を指ではじいて…コップにあてて…スプーンをあてて…水の不思議な形がリアルに描かれて、変化して。
水が生き物みたいに、いろいろな姿に変わります。
こんな目線で水を見たことありますか?大人が見てもやりたくなる!!なら、子どもはなおさら!!
では、ここで学びアップ講座!
子どもに問題提起!一緒にやりたいけど、濡れてしまう…どうしたらいいと思う?
・子どもが出した答えには、まず「なるほど」「いいね」「たしかに」「すごい」認めること
・「キッチンでするのはどう?」などの追加の問いかけ
→「床が濡れる」「服が濡れる」「ママが困る」などなど起こるであろう事柄をたくさん挙げる
→子どもの仮定する力・想像する力がつく!
・「濡れても大丈夫な場所はどこ?」と追加の問いかけ+自然にお風呂場へ導く
→自分の考えたことが認められた満足感
→お風呂の時だけ…約束を作る&考えさせる、許可を取らせる 今後の行動へつなげる
このような話し合いを大切にして思考力・社会性を育んでいきましょう。
親御さんの気持ちのゆとりも必要ですが、何より、子どもの回答や考えをいかに楽しめるかが大事です。
この絵本は、ふしぎなたねシリーズで、科学的な思考の種となる、興味を育む絵本です。
福音館書店のかがくのともシリーズにつながる前段階のもので、目の付け所が面白いです♪
この記事が参考になり、素敵な絵本が皆様の手元に届きますように♪
子どもの学びにつながる関わりが、家庭でも出来ていると子どもの可能性が広がります!!
正解はありません!いろいろと試してみましょう!